[2016.01.04]
謹んで新年のお喜びを申し上げます。
昨年は、外国人のお客さまを初めとする個人のお客様へのサービス拡大、パーク24グループの更なる融合、そして「タイムズ」ブランドのサービス基盤の確立を行い、将来に向け布石を投じた1年となりました。
2015年は、訪日外国人客数の増加によるインバウンド需要が大きく拡大した年でした。円安や格安航空会社(LCC)路線の増加、ビザ発給要件緩和、免税制度の拡充などが後押しし、日本政府観光局によると2015年1月~11月の訪日外国人客数は前年同月比47.5%増で、過去最高を記録した2014年1年間を大きく上回っています。この需要に対応すべく、2015年6月には海外対応窓口での電話通訳サービスの24時間化、2015年8月にはレンタカー多言語サイトへ韓国語を追加し、4ヵ国語でレンタカー予約ができるようになりました。2020年には東京オリンピック開催も控えており、今後も個人向け需要を中心にレンタカー市場規模拡大が予測されます。海外のお客様がより快適に日本で過ごしていただけるよう、引き続きサービスの拡充に取り組んでまいります。
また、お客様の利便性向上のため、パーク24グループの融合を図り新しいサービスを提供してまいりました。2014年より開始したレンタカー簡易貸出しサービス「ピッとGo(ピットゴー)」では、タイムズカープラス会員様がタイムズカーレンタルをご利用いただく際の手続き時間の短縮により、利便性が飛躍的に向上しました。2015年4月には全国展開を完了させ、さらに2015年12月には「タイムズビジネスカード」をお持ちの法人会員様へ順次展開を開始いたしました。タイムズカーレンタル、タイムズカープラス、タイムズ駐車場の3サービスが1枚のカードで利用できる法人会員専用複合カードでも「ピッとGo」がご利用いただけるようになり、法人会員様の付加価値向上と営業の効率改善に貢献できるものと考えております。
さらに、新たな顧客層の開拓として、2015年3月より「タイムズカー」として使用していたレンタカー及びカーシェアリング車両の販売を個人のお客様向けに開始いたしました。パーク24グループでは駐車場運営からレンタカーサービス、カーシェアリングサービス、ロードサービス、保険代理業を行っており、新たに"クルマの販売"がサービスラインアップに加わることで、お客様の選択の幅が広がりました。
タイムズカーレンタルグループは1965年11月8日に創業し、2015年に50周年を迎えました。これもひとえに皆様の暖かいご支援のお蔭と、心より御礼申し上げます。創業以来培われてきた、お客様をお迎えする上での基本「1.元気なあいさつ、2.安全なクルマ、3.きれいな店舗」を守り続けなければならない約束事として心に留め、今後もサービス品質向上に努めてまいります。
今後も「安心」「安全」を第一に、快適なクルマ社会の実現に向け、パーク24グループの総合力を挙げて世界に2つとないユニークなモビリティ事業を目指してまいります。引き続きご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。
タイムズモビリティネットワークス株式会社
代表取締役社長 川崎 計介